宗谷の学校業界には、宗谷でしか使わない言葉がいくつかあります。
「力合わせ」とか「理解と納得」とか「区別と関連」とか。
宗谷の教育関係者が、長い歴史の中で知恵を寄せてきたことが伝わってくる言葉たちです。
この春「学校職員人事評価制度」が導入され、「民主的学校づくり」を今一度考え自分たちのものとして実践していきたいと思うのです。
「民主的学校づくり」って、ものすごく簡単に言えば「先生方みんなの力を出し合って、うちの学校の子どもたちのことを見ていこう。授業づくりから学校づくりまで、創造的な議論を保障し合おうよ」ということなんだと思います。
こうやって書いてみると、当たり前のことを言っているようにも見えます。
しかし、現実には管理と統制、上意下達の施策があったり、職場づくりの課題を抱えてしまうという場合もあるでしょう。だからこそ、「『民主的学校づくり』って大事だよね」と確かめ合うのが、宗谷の春の学校づくりの“風物詩”になっています。
いま、そのうえで「『民主的学校づくり』の考え方に立って、こんな工夫をしてみた」と実践をまとめることだったり、「学校を取り巻く様々なみなさんと、学校のコトを語ってみたら、やっぱり『民主的学校づくり』って大事だし実践していこう」と確かめ合うようなことが必要なのではないでしょうか。
宗谷の教育という、歴史の長い営みに学び、今日的課題と向き合って私たちはどのような教育実践をしていくのかを考え合いましょう。