宗谷教組では、「学校の先生として『学ぶ』ことを大切にしよう」と語り掛け続けています。
子どもたちにとって、「授業が楽しい!」というのは、「お、この勉強わかったぞ!」という瞬間があることはもちろん、先生の発問に「なんで!?」って思ったり、「やってみたい!」と思ったときなどなど、子どもたち自身が「今、この授業で、話したい!考えたい!」となったときではないかと思います。
そのためには、教師として授業について考えたり、先行実践から学んで単元の計画を立てるやり方を知るなどしながら、日々の子どもたちのとの教室の風景をイメージしながら学ぶことを大切にしあいたいというのが、宗谷教組としての願いです。
青年部では、「センたま」という学習会を毎月1度行っています。
なかなか参加者が多くない時期も、毎月実施することを大切にして2017年1月でちょうど5年を迎えました。
私たち教職員にとって、目の前の子どもたちのことや、教育実践を進める意義や意図をじっくりと語り合うという経験はとても大切なものだと思うからです。
昔は、炉辺談話なんていう光景もここかしこにあったようですが、今の時代となっては貴重な営み。だからこそなおさら大切にしていきたいと、青年部としてコツコツ続けています。
いつもは稚内で実施している「センたま」ですが、2年前に一度だけ、稚内以外で実施したことがありました。
まず、支部代表者会議で、「おたくの街を会場に青年部例会をできないか」というお願いをしました。
きっと、お願いされた支部では分会長会議などで「うちの街で受けれるか」ということが交流されたんだと思います。
中学校の分会長さんが、青年部学習会のこうしたねらいを読み取ってくれて、職場の先生方に声かけをしてくださいました。
そして、「少しでも学習のおみやげになれば…」とレポートも準備してくれました。
支部、専門部など宗谷教組では様々な学習が活発です。
そんな中でも、この青年部例会は、とても意義あるもので、今後の取り組みのひとつのモデルになるのではないかと感じています。
企画する。応える。呼びかけて集まる。そして学ぶ。
----どれも、心遣いと気配りにあふれる取り組みです。
ちなみに、2017年の「センたま」は、初夏から夏にかけて3つくらいの街をめぐる計画も立てています。
「うちの街に来てほしい」というかねてからあった声に、いよいよ応える取り組みです。
「学ぼうよ」の声に応えるみなさんの輪が、広がっていくことを願っています。
そして、宗谷教組の組合づくりのひとつとして、こうした営みがどんどん広がってほしいです。