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教職員組合運動は「すべては子どもたちのために」ということを念頭に、様々な課題を意識し、運動や取り組みを興しています。
この夏の宗谷教組は、この考え方を大切にして、様々な取り組みを企画・実施していきます。
まずは、7月22日・23日の週末に、3つの取り組みが。それぞれの取り組みで大切にしたいことを実感できる週末になりました。
11月3・4日は合同教研。
秋の風物詩、合同教育研究全道集会。
22日は、司会者・共同研究者会議が札幌で行われました。
宗谷教組からは5人の分科会司会者がいます。11月の合同教研に向けた意思統一の会議が行われました。
今年は、会場が札幌市教育文化会館とその周辺になる…など運営面の変化も確認されましたが、分科会については大きく2つの特徴があります。
ひとつは、分科会のリニューアル。「教育課程・学校づくり」という分科会ができます。宗谷でよく言う『民主的学校づくり』とか『教育課程づくり』を扱う分科会です。さらには、評価や学力保障についても扱っていくとのこと。
もうひとつは特設分科会として「道徳の教科化」を扱う分科会が生まれます(名称については検討中とのこと)。
「道徳性の教育」と「教科『道徳』」については、これから年度末に向けて各学校で検討・実践が行われていくテーマです。
どちらの分科会にも宗谷からレポートが生み出されるといいなと思います。
憲法と平和を考える学習会
稚内では、憲法と平和を考える学習会を行いました。
「教え子を再び戦争に送らない」という、教職員組合運動として大切にしている言葉の具体化として、『年に一度はこのテーマでも学ばなきゃ』と企画した学習会です。
学期末にも関わらず、管内各地から10名の先生方が参加してくださいました。
明日の自由を守る若手弁護士の会共同代表・神保大地先生をお招きし、今後起こり得る憲法改正の手続きや、憲法・人権・立憲主義について改めて考える学習会となりました。
ゆきとどいた教育を求めて
23日には札幌で「ゆきとどいた教育をもとめる全国教育署名」北海道スタート集会が行われました。
私たちの身近な話題で言えば、教職員定数の改善をはじめとする「教育条件整備」についての世論を高める「ゆきとどいた教育を求める取り組み」の到達と今後の教育全国署名にむけて「頑張ろう」という節目の集会です。
全教の専従として教育条件整備を扱っている波岡さん(道高教組所属)による情勢の報告や、各教組などのこれまでの取り組みが交流されました。
網走教組と高教組の北見・網走・遠軽方面の各支部による協同の取り組みについては、両教組の先生方から特長が語られていて、オホーツク方面での盛り上がりを感じました。
宗谷でも、今後、次期学習指導要領のもとでの教育条件整備に向けた取り組みとして、運動を興していきます。
さて、来週は若者の集いが!
今年の夏はまだまだ盛りだくさん。来週は枝幸で「若者の集い」があります。
学校づくりや権利を求める取り組みはもちろん、若者の集いのように、先生方のつながりを創る取り組みもあるのが、宗谷教組の運動です。
みんなで盛り上げていきましょう。
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教職員組合運動って、ものすごく多岐にわたります。
授業づくりについて学び合うための取り組み。
教育情勢について知ったり考え合う取り組み。
学校づくりについて自覚的に考え合う取り組み。
人事について仕組みを知ったり、方針を考え合う取り組み。
子どもたちが受ける教育の未来についての取り組み。
子どもたちが大人になる頃の未来の行く末を考える取り組み。
もちろん、自分たちの願いや要求に基づく取り組み。
そして、職場を越えてつながり合うための集まり・・などなど。
細かく言えば、もっともっといろいろあります。
宗谷教組の場合は、専従の書記長を中心に、いろいろと考えたり具体化を進めます。
難しい言葉で「組織する」っていいます。
昔々の委員長だった大先輩の先生に言わせれば、「やることを具体化して実行」するだけが「組織する」ではなく、様々な人のつながりや現状を見据えて、『気遣いや心配りでつないでいく』ような営みのことを「組織する」というそうです。
よく、教職員組合運動については「やることが多すぎ」とか「どれもこれもできないよ」と言われることがあります。
確かに、全部を完璧にしようとすれば、本職である「学校の先生のお仕事」にも影響が出てしまうかもしれません。
ただ、ひとりひとりの「これやりたい!」に引っかかってくれるものがあれば、そこから教職員組合運動は豊かになっていくんじゃないかと思います。
本部では、情勢とかその時時の必要感とかをもとに、「いま、どんな取り組みが必要か」と考え企画化します。
忙しい時期が重なると「まるで、イベント屋じゃないか!?」と思うこともしばしばあります。
でも、集まってくれるみなさんがいて、笑顔や談笑が拡がっているのを見ると「やってよかった」と思えるものです。
今年の宗谷教組の組織拡大パンフレットに「組合のいいところ100」というのを載せています。
ちょっとだけ、紹介します。
自分の学校以外に知り合いが増えた。
教材研究の楽しさがわかった。
しんどさを共感できる人に出会った。
学ぶってどういうことが考えが深まった。
教育行政と学校の関係がわかった。
保護者は敵ではなく仲間だとわかった。
忙しくなるどころか、気持ちに余裕ができた。
まわりをみることができるようになった。
権利の大切さを知った。
マスコミ報道だけ見てちゃいけないと気づいた。
人のつながりの大切さを知った。
子どもの話をよく聞くようになった。
けじめをつけられるようになった。
失敗しても切替ができるようになった。
すてきな教材に出会えた。
教職員組合運動に集って、
「こういう教育いいよね」と語り合い学ぶことで価値観が豊かに、そしてそれが次の世代につながっていく
…きっとこの繰り返しが、今日までつながってきて、未来につなげていくのです。
すっかり春が過ぎ、初夏というべき季節に入りました。
運動会や中体連など忙しい時期が続きます。
学校が行事に向かって盛り上がるこの時期にも、組合運動はコツコツやっていきます。
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みなさんは、どのように情報を手に入れていますか?
きっと、世代によって「新聞」「ニュース」「インターネット」「Facebook」「LINE」など様々な声が聞こえてくるんだろうなぁと思います。
最近読んだ本の中にこんな言葉がありました。
「最近はFacebookやLINEなどが流行していて『仲間ごと』や『自分ごと』を発信したり共有したりすることに重きが置かれている。」
つまりは、「『国会で共謀罪が審議されているね』という話題よりも、友達が発信している『昨日行ったラーメン屋の醤油ラーメンが最高!』みたいな話題が身の回りにあふれている」…ということなのだと思います。
宗谷教組は5年くらい前からfacebookで発信しています。実際、「宗谷教組のfacebook見てるけど、いいねしづらくて…」とか「ノーリアクションだけど、見てるよー!」という声をよく聞きます。組合的な話題とか、政治的な話題はSNSには向いていないのかもしれません。
もしかすると、インターネットだけでなく面と向かっての日常もそうなのではないでしょうか。
FacebookやLINEなどのツールを使い慣れてしまった現代では、実際に日常の場面でも、「仲間ごと」や「自分ごと」が中心になっているのでは!?ということです。
子どもたちの未来はどんなになってるか。
この視点を持ってニュースをみたりすることが大事な時代です。
そのためには、まず私たちが知ること・話題にすることが欠かせません。
宗谷教組としても情報発信をがんばらねばと感じさせられます。
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早いもので4月も下旬に入ります。ものすごく寒い日が続いていて、ほがらかな暖かさはもうちょっと先にあるようです。
そんな中、宗谷教組では各支部で歓迎会が行われたり、臨時教職員部で教採学習会が行われるなど、春らしさが広がっています。
先日の支部代表者会議での出来事。
街にホームセンターがない支部の代表者の先生が、この春宗谷に来たばかりの先生を稚内まで乗せてきてくれたそうです。
教員住宅って、窓のサイズが特殊だったり、蛍光灯がない場合もあるので、春は何かとホームセンターのお世話になるものです。もちろん、引っ越してきたばかりっていろいろと調達する品々がありますよね。
そうした買い物をするひと手間をサポートし合うというのも宗谷の春の光景のひとつかもしれません。
また、青年部「センたま」や臨教部学習会では、職場の先生方が会場まで一緒に来てくれる場面もありました。
初めての場所に行くって勇気がいるものです。
そんな中で、「どーもー」とか言いながら、「今度、うちに来た○○先生です」と紹介してくれるだけでも、すごく背中を押してもらえてる気持ちが増すものです。
世代が変わっても、こうして誘い合ったり、「一緒に行ってみよう」とお誘いするっていうのが脈々と受け継がれるのは、私たちもそうしてもらったから…なのでしょう。
「宗谷に初めて来たときに、先輩にお世話になったなぁ」
こうした思いが、教師としての自分に深まりを持たせたり、「次は自分が何できるかな」と思ったりもするものです。
職場づくりや学校づくりも同じように、「これ、大切にしたいよね」ということで受け継がれてきたのだろうと思います。
個人的なつながりもそうですが、「民主的学校づくり」というのは、こうした積み重ねで豊かになっているのでしょう。
ひとりひとりが「次は自分が…」と思うことこそ、教育をより良くする第一歩になっているのだと信じています。
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「いやぁ、先生元気だった?」
このフレーズが聞こえてきそうな場面ってどんなでしょう。
多くは、過去に出逢った方との再会があるかもしれません。
子ども時代に習った先生とか
前任校までに一緒に働いたことある先生とか…というように。
教職員組合運動や、民間教育研究のサークルなどでも、こういう言葉がよく聞こえてきます。
例えば、宗谷教組の運動なら、秋に行われる全道規模の教研集会『合同教研』や、全国の先生が集う全教の学習交流集会などがそうです。
こんなことはありませんか?
「授業づくりを詳しく学ぶには誰に話聞いたらいいかな」
もちろん、授業づくりに限らず、学校で仕事をしていると様々な専門性を求められる分、「これ、詳しく知りたいなぁ」ということがよくあります。
夜中とかだとインターネットで調べてみたりして自分でどうにかするしかないときもありますが、教育は人なり…ではないですが、やっぱり誰か知っている方に頼りになりたくなるものです。
そんなときに、学校以外のつながりがあると「強い」なぁと感じるものです。
例えば、教職員組合運動で。
「ちょっと遠くのあの先生だときっと応えてくれる」
今は便利な時代なのですぐ連絡が取れたりします。
場合によっては、意気投合して一緒に学ぶことだって可能かもしれません。
「学校の外で、つながれる人がいる」ってすごく可能性を秘めている出来事です。
「目の前の子どもたちのために」という願いを共にする全道・全国の仲間と集い合えるのも、教職員組合の持つ魅力のひとつです。
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