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よく、組合活動を語る際には「やることのおしらせばっかりになっちゃう」という苦しさを聞きます。
たまに開いた分会会議では、署名のお願いと集まりのおしらせだけで精一杯…というように。 本当ならば、本部と各支部では「支部代表者会議」で情勢や課題の本質を確かめ合い、各支部では支部執行部の場や分会長会議などで、『どんな活動を創るか』という議論の後で、具体的な行動が生まれてくることが望ましいです。でも、なかなか難しいものです。
そんな中、稚内支部の分会長会議で、ある分会長さんが次のような趣旨のことをお話してくれました。
「これから数週間で、組合の集まりはたくさんある。組合本体の定期大会、「子どもたちの学びシンポジウム」、支部の年次大会、ピースウォークの学習会。4つある。そんな中で、本部には申し訳ないけど、自分は分会長として、分会に『全員でピースウォークの学習会に行こう』と強く提起したいんだ。」と。 聞けば、昨年秋の安保法成立の際に稚内支部が企画した街頭宣伝(アピール行動)に参加したけど、参加者が少なくて「悔しかった」と。いま、自分が大事だと思うことだし、みんなで考え合いたいから、数ある集まりの中から「ココ」と思って大胆に提起したい…という思いが伝わってきました。
宗谷教組本部にいる者として本音を言えば、少しずつそれぞれの集まりに集ってほしいです。しかし、それ以上に、この分会長さんの想いや、その思いを具体化する「提起」がしっかりしていることもあり、「こういう考え方もありかな」と思わされました。それは、「なんとなく、おしらせが流れただけで、4つの集まりに誰もこない」のではなく、「意図的に組織した結果3つの集まりには来れないけど、ひとつを大事に、分会がみんな来た」という組織化があるからです。 ここで紹介したのは特殊な例ではありますが、「活動を創る」ということを考えさせられました。
(宗谷情報 第19号より抜粋)
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宗谷情報の特別号を作りました。国会で審議されている「安全保障」に関することです。
しかし、作っている間に国会で動きがあったようで、7月15日~16日に、「安全保障法案」を衆議院で採決しようという話題が報じられ始めました。
国会の中の多数決の論理では、採決をすれば可決されます。しかし、私たち国民の世論は、「戦争はイヤ」「平和な国を」「憲法を守ろう」という流れです。宗谷情報でもたくさんの若者たちが集会・デモに集う様子を扱いましたが、「よし、採決できる」と判断する政府との溝は大きすぎます。
あなたのまわりでも、どんどんこうした話題を発信してみませんか。
はっきり言って、戦争とか憲法とか、平和のことを口に出すには、そうとうの勇気が必要です。
その、『勇気』がわいてくるきっかけは、様々なんだと思います。
だからこそ、いろんな機会が必要だと、宗谷教組本部として考えています。
政治のことを考えると、(若者的な言葉をあえて使うと)なんだかテンションが下がります。
でも、この『テンションガタ落ち』になることも含めて、もうすでに平和ではないのだと思います。
だから、いま、みんなで声をあげましょう!
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学び愛フェスタ2015、昼の部は150名の先生方が集い学び合うことができました。参加されたみなさんに、本当に感謝いたします。
もう23年もの歴史がある、学び愛フェスタ。
毎回、感想を聞くと「明日からまたがんばろうと思います」というものを頂きます。
それが、フェスタの醍醐味のひとつなのかもしれません。
今年の感想には、「学んだことをもとにして、実践してみたい」「来週から、学級でやってみようと思った」というものが多いことに気付きます。
今回の学び愛フェスタで学び合った経験がさらに豊かなものになるといいなぁと思います。
日常的な学び合いの場や、語り合いなど方法はいろいろ考えられます。
そうすることで、教師としての力が高まり、より良い教育実践を紡ぐことにつながるのではないかと思うのです。
参加した先生方の声を読むと学びの感動が伝わってきます。今後は、こうした意識をどう日常的な取り組みにしていくかを考えていきましょう。
参加されたみなさんの感想【分科会】
1年生担任になり、4月から「しっかりしなきゃ」というプレッシャーと闘ってきました。でも、教師一人よがりではなく、子どもたちと会話し、一緒に作り上げるものだと強く感じました。実際の子どもたちの様子や、クイズもあり、おもしろかったです。「遊び」の要素を私たちも取り入れていきたいです。(低学年の学級づくり分科会)
この1か月で自分が「ここはなおそう」と思っていたところが、逆に「良いこと」のように感じられました。自分に対する素直なコメントをマイナスにとらえていたのですが、子どもたちと向き合う際にもっと注意深く関わろうと思いました。(高学年の学級づくり分科会)
「書かせなきゃ」と思う前に、自身を振り返る必要がいっぱいあったんだなぁと思いました。もっと子どもが「書きたい!」と思えるものを出していけるようにしたいです。(作文指導と集団づくり分科会)
小学校の頃、かけ算につまずいてから、算数が嫌いでした。
小学校でつまずくと、中・高・大でも好きになれず…。でも、教える立場なので、なんとかアイディアを!…と思い参加させていただきました。わくわくして、驚くことばかりで、すごく楽しかったです。子どもの頃教わっていたら、絶対算数が好きになれただろうなぁ…と思いました。楽しい事をたくさん、学級の子どもたちに伝えたい!と強く感じた時間でした。(算数の教具と授業づくり分科会)
問いの大切さ、子どもたちの関心をいかに授業へと向かわせるかということを考えました。今回のお話を聞いて、これから使えるかも思うものを得ることができた。また、総合学習に関してもヒントになるものが得られてよかった。(単元づくりワークショップ)
思いがけないところで評価したり、生徒総会で本音でぶつかり合わせたり、「えっ、そんなの良いの?」と驚いてしまう実践ばかりでした。
「先生の価値観になんて合わなくていいんだ」…中学生の頃の渡しに伝えてあげたいなぁなんて思います。だから、今、目の前の子どもたちに伝えていこうと思います。岩井先生のお話を聞いて、私は「先生(私)対子ども」の関わりばかり気にしていたことに気付きました。「子ども対子ども」の関わりをどうするかなんて少しも考えていませんでした。「話し合い活動」について自分なりの考えを深めていこうと思います。(中学校の集団指導分科会)
養教の先輩方から、たくさん学ぶことができました。来てよかったです。また、これからがんばる元気をもらいました。(ステップアップ養護教員講座)
普段の研修会とは異なった視点や話題になり大変勉強になりました。(ステップアップ事務職員講座)
いろんな話、考えが聞けて勉強になりました。よしやってやろうという気持ちになりました。(道徳フォーラムin soya)
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遅ればせながら、新年度はじめての更新です。
新学期、始業式や入学式で初めて出逢う子どもたちとの瞬間を大切にして、ほっとひといき…そんなひとときにごらんいただければ…って思い書いています。
担任をしなくなって、組合で仕事をするようになって3年が経って…。
だから見えてくるということもあります。
その中で思うのは、子どもが「今、こう思っている(あのとき、こう思っていた)」ということを、どう理解しあうか…っていうことは、とっても大事だなぁって思うことがよくあります。
その方法はいろいろあります。
最近は、「子どもがこんなふうに育つ○○指導法」なんていうような本が売っていたりしますが…、ちょっとそれとは違う視点で。
書くことって大事だなぁって思います。それは、担任である私たち「先生」も、子どもたちも。
先生である私たちは学級通信で綴ったり、子どもたちは日記などで気軽に思いを伝えられる仕組みを作ったりして・・・。
もう何年も前に担任をした6年生とは、詩の読み合いをしました。
「全校のリーダーとしてデビューした新6年生」の思いが書かれた作品です。
「3つの詩のどれに共感するか」ということを書いてもらう。これだけでも、一人ひとりの子どもの「新学期の悩み」や「葛藤」が見えてきたものです。
「全員が「期待」を持っているわけではない」…これをわかっているだけでも、学級での語り方は変わってきたような気がします。
たとえば、ちょっとした時間に読み合うとか、誌上討論をするとか。深めていく方法もあるでしょう。
こういう、学級の、学校の昔ながらの営みを大切にしていくことって、教育実践を紡ぐ者として大切なような気がします。
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